東京シーバスチャレンジ第4戦レポート
パターンがきっちりはまった瞬間…

Angler  柴 光則、竹内さん(OB)

この日は、東京シーバスチャレンジ(ボートシーバストーナメント)第4戦当日。お世話になっているOBの竹内さんのボートでの参戦だ。このトーナメント、東京、神奈川・横浜のボートシーバスガイドの皆さんが集う大会であり、釣ったシーバス5匹の総丈で順位を競う。毎回かなりの激戦となる。

前日のプラクティスに参加できなかった僕は(当日朝までゼミで大学に籠もっていた…)、まともに睡眠もとっていない状態で参戦。すでに朝から体ボロボロっちゅう感じで…とりあえず、タックルだけはしっかりとセットしておく。

スタートフィッシングはAM:6:00でPM:12:00までに帰着をすまさなければならない。1デイトーナメントは何が起こるかわからない?!ところが面白い。

AM:6:00スタート、今回の参加者は38名、ボートは26艇。あらかじめ決められた順番にボートをスタートさせる。 当日の僕達のプランとして、川崎、横浜方面が赤潮で最悪のコンディション、2週間前から湾奥に出ていた青潮が抜け、大井埠頭方面は良い潮が入っていた模様。したがって、大井周辺のバース狙い、穴打ちスタイルでの釣りが今回のメインとなった。が…この日は反応がよかった!

朝からコンスタントにバイトがある。ルアーは竹内さんはライブベイトミノー、僕は主にライブXマーゲイ、ストレートリトリーブ。サイズも71cmを筆頭にほとんどが50cmアップばかり。こんなに釣れていいのかっ!?

この穴打ちの釣りの極意は、なんといってもアキュラシー、どれだけ正確かつタイトにストラクチャにルアーを投げ込めるか!?が重要となってくる。活性が高い時はまだよいのだが、下手にストラクチャからルアーを離してリトリーブしてしまうと、魚がたとえそのルアーを追ってくれたとしても、バイトに持ち込むことができない。

途中から、ミノーで入れ込むことのできないスポットには、ジグヘッド3/32oz + レディーフィッシュ、グラスミノーLをスキッピングで入れ込む。僕は好んで、ソフトルアーを使うのだが、ソフトベイトの場合、ミノー等のハードベイトに比べて、魚にアピールして、引き寄せるチカラは劣る。その反面、魚のいるスポットにキャストが決まれば、たいていの場合は1発で食わすことができる。バスでは、ソフトベイトはフィネスなんてイメージあると思うが、ボートシーバスにおいて、ソフトベイトは強い喰わせのパターンとして、認識されていると思う。事実、ソフトベイトを使った様々なメソッドが確立されつつある。

バイトまでは持ち込める、ただ自分の場合、繊細なアクションのロッドのせいもあってか、なかなかフックセットに持ち込めない。シングルフックの宿命だろうか…。如何にソフトベイトを上手く使いこなすか、今後の自分の課題でもある。

結局、ハードベイト、ソフトベイトを交互にキャストしつつ、リミットメイク。竹内さんも、もちろん僕よりグッドサイズで揃えている。結果、柴は総丈267cmで3位入賞、竹内さん284cmで優勝という、出来すぎた結果で締めくくる。 いやぁースゴイことですよ、これは、皆さんに感謝、感謝。と思いつつも…すごいアングラーばかりが集う大会なだけに、毎回が"過酷"っつー感じのシーバストーナメント!

なお、この結果は、月刊SALT WATER(地球丸)10月号にも記載されてるので、もし書店で見かけたら手にとって頂きたい。

 
当日僕がウェイインした最大は61cmのシーバス!2位とは僅差でした!   マスタッシュの徳永プロとベイハムスターの長谷川キャプテンと


■ 対ボートシーバスタックル ■ 
ロッド : スウェルズ デイライト63ML ジグヘッドスキッパー
リール :ステラ2500
ライン : デュエル エックスワイヤー0.8号 + リーダー・バリバス25ld
ルアー : スキップインザシェード(1/32〜1/16oz)+パワーバランス、グラスミノーL

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