- 2013-03-31 (日) 18:21
- Fishing
一般の皆さまにもウケがいいように書いおります、普通の釣行記事コーナーです(*・.・)ノ。。
いや、今回はちょっち気合いが入ってるんです。しかし、写真がないw
冬の木崎湖へ、スモールマウス狙いで釣行してきました。
しかもなんと…泊りがけで2泊3日。まぁ最終日は巡礼に使ったんですけどね。
しかし、これが予想通りにハードでした。
ソラヲトblogに「木崎湖、冬、春、バス」の検索ワードで来られる皆さまが多いのですが。。。
情報が少ないこの時期、ささやかながらの釣行記としてご参考いただければ幸いでございます、はい。
ちなみにblog管理人のバスの釣技レベルは中級ぐらいかと(現在はフライがメイン)。
木崎湖には年に2回くらい訪れてます。けれども、フィネスが苦手なので、毎回苦戦してます(ノ_・、) ウルル…
学園都市の能力者に例えるならば、まさに結標 淡希(むすじめ あわき)ポジション…
手練れと思われがちですが、意外なほど釣らないので、なんだか残念系アングラーだとよく言われます。
木崎のことはまだまだ詳しくありませんが、そんな中級~アングラーの書いたものとして読んでくださいませ(*´▽`*)
Day 1 早春の木崎湖
冬の間は凍結してしまう木崎湖。
しかし、「今週からボートを出せるよ」と、懇意にさせていただいている星湖亭さん。
居てもたってもいられずスクランブル釣行となりました。
木崎湖ルールによりますと、ボートの出船可能時間は朝7時〜夕方5時というのが普通です。
しかし、日暮れが早い冬季は、通常より1時間遅く、1時間早い時間でのボート釣りとなります。
事前情報、全くなし。ヤル気、そこそこアリ。
とりあえず冬の釣りを想定してタックルを組んでいきます。
この時点でメインに考えていたのは、メタル系のルアー。それにディープクランク、あとはシャッド系。フォローでジグヘッド。
いずれもワカサギについているであろうバスを狙うための布陣でした。
午前8時30 出船
冬の木崎湖では、寒さに加えて、風を考慮しなければいけません。
湖の上流から北風が吹いた時は釣りが難しくなり、下流から南風が吹けばボート屋へ戻るのが危なくなります。
よって、今回はエレキに加えて、船外機を付けた船を選びました。
午前8時40〜 海の口キャンプ場〜黒別荘前のストレッチ
最初に入ったのは、海の口キャンプ場から上流側へつづくストレッチ。
まず、ワカサギが何メートル付近にいるのか。探るためにソナーをかけてのぼっていきます。
4mラインから、ちょい深めの7mまでさぐるも魚の反応はありません。
「ハードボトム with no bait fish」。
あきれながらも2,3mのシャローを流していきます。
と、その時。予想外の魚影がソナーに映ります。
かなり大きなバスと思われる個体が数匹、3m前後のボトムに映りました。
想定外のポジショニング、これには少し困りました。
「絶対うそだ。こんな展開ないないないない、ありえないからwww」。
シャローに映った個体が気になるものの、やはり当初通りにディープにもどります(いま思えば、このシャローのバスをもっと煮詰めるべきだった…)。
と、黒別荘沖の6mラインで浮いているワカサギの群れを発見。
すかさず、ショットオーバー5、アッキーメタルの順に打っていきますが反応なし。
「ルアーが強いんだよね、わかっちゃいるんだけどね…」
午前10時30〜 じゃかご前
南風が強くなってきたこともあり、湖反対側、大糸線下の通称じゃかごへ移動。
今度はシャローからソナーをかけてみていきます。
が、反応なし。さっき見たシャローの魚影はなんだったのだろう、やはり気になります。
今度はボートを下流側から入れ直して、水深6mラインをさぐります。
と、キタキタキタッー!
うん、ワカサギの群れです。
今度はジグヘッド+ソフトベイトで探ってみます。
「ってか、コレできてくれないと帰っちゃうんだからな」
(かなりの時間経過)
「・・・」
(さらに時間経過)
「がんばろう。。」
うん、さもありなんですが…
ソナー見て居る限り、バスに追い回されている感じじゃないんですよね、ワカサギの映り方が。
こういう状況では、仮にバスがいたとしても、食わすのが難しいのです。
午後1時30〜 ボート屋対岸のコンクリート沿い
気を取り直して、ボート屋前をやってみます。
ここまで3個所しかまわっていません。けれども、これらポイントはワカサギ釣りのお客さんと話をして、ヤマをはったポイントです。
ボート屋対岸の4mラインで再度ジグヘッドを試します。ちなみに使っているのは、ダートリック4インチ+1
/16ozジグヘッドです。もう少しライトにすべきなのでしょうが、自分のタックルだとこれが丁度。地元アングラーの間ではロイヤルシャッドが定番になってますね。
ワカサギに絡む冬バスを狙っているはずなのですが、素晴らしいタフさです。
結局、1日つかって、3,4個所ポイントをまわりましたが、ノーバイト、ノーフィッシュ。
「マジ鬼だわ〜木崎湖」
ボート屋のおじさん、心配になる。サークル仲間には笑われる
1日目はこれにて終了です!
宿にて考察
この日は、木崎湖すぐそばの山正旅館さんにお世話になりました。
明日のためにタックルを組み直しながら考えたことを少しまとめてみます。
時系列にそって書いてきましたが、オレだったらこうする!ってのが皆さんあると思います。
この日、僕が思ったのは、とにかく魚のポジショニングが不透明だということ。
シャローで捉えた魚影は、明らかにプリスポーンのセカンダリー、あるいわサードリーポジションでした。けれども、これら魚に関して、どうも確信がなかった。
水温は5〜6℃前後、山上湖だし、まだシャローにさすには早すぎると考えたのです。そして冬のパターンがあるはずと思い、これをメインに組むことにしました。
よって、1日目と同じ、2日目もややディープ寄りのワカサギ絡みのバスをメインに狙うことにしました。
一方で、ソナーをかけて見つけたシャローの魚、どうしても気になります。
まさに、千反田える「わたし、きになります!」。
念のため…インシュランスで、シャロー狙いのジグヘッド、小さめのシャッドをプラスすることにしました。
Day 2 早春の木崎湖
この日も同じ艇でスタート。前日より気温が上がり、晴れのちアメの予報です。これが湖の魚にどう作用するか…。
午前8時30〜 じゃかご前
前日よりベイトの存在を確認していた、じゃかご前から入ります。
が、しかし。
この日はソナーでワカサギの群れを確認することができません。前夜から降り続いた雨の影響で魚のポジショニングがかわったのか。
「ダメだ…ベイトがいねぇ」
またまた焦ります。
念のため、キャロライナリグを使い、昨日ベイトを確認した棚を探ってみます。
じゃかごを数往復してやってみたのですが、ダメ。全く反応がありません。
「おかしいなぁ、コレでよかったはずなんだけどな…」
いきなり出だしでつまづいてしまいます。
午前10時30〜 海の口キャンプ場〜黒別荘前までのストレッチ
つづいて入ったのが、昨日と同じ海の口キャンプ場前からのディープ。
ここも手っ取り早くキャロライナリグで流しますがノーバイト。
この時点で、ワカサギに絡むバスというディープウォーターパターンは潰れてしまいました。
「Deep water out, for me、僕にはね」
(毎回このセリフを言っている気がするのだか…まさに伝統芸)
正午12時00〜 黒別荘前シャロー
残されたのはシャローでした。
前日に魚影のあった、3メートルラインのスポットに入ります。
太陽も上がり水も温まってきたのか水性昆虫のハッチ、さらには弱ったワカサギが水面で悶えているのも確認できます。
ジャークベイトとジグヘッドのスイミングで攻めてみますが、チェイスすらなし。どうも浮いてるモノを喰ってる感じではないみたいです。
水も温まりきった正午過ぎ。やっと魚のポジショニングについて仮説ですが行き着きました。
正直、考えにくいのですが、魚はもう春の動きです。太陽によってシャローのポケット周りが温まる、このタイミングでシャローにバスがさしてきているのではないか。
そう考え、昼過ぎからは、ひたすらシャローのボトムにルアーを集中させます。
しばらく釣っていると、地元のアングラーの方と遭遇。寒いなかごくろうさまです。
え…なにやらスモールの40を揚げたらしです。
詳しく聞いてみると、やはりシャロー。それも2メートルとか(笑)。うーん、やはり仮説は証明されたと言っていいのか。
アイスクリームビルとワーミングクランク・ショットでボトムをゆっくり攻めていきます。
私事ですが、よく釣りをしながら寝てしまいます。ルアーでもです。
で、今回もシャッドを引きながらウトウトしていると…
キマシ?…キマシたっ!!
で、いきなり、ガッッ!!と持ってかれたと思ったのもつかの間。
ラインをぶちきられました…
意外に冷静でした、ばらした後。
というのも、ドラグが作動しなかったのです。
前回の北海道釣行でメインで使っているステラARを水没させてしっていたのです。
「これおかしいっすよ、ドラグパーツ無くなってますよ」と仲間には言われていたのですが…
無視して使っていました。ワッシャーの留め具が完全に変型してますね、ハイ。
しかし、バーブレスシングルを使っていたせいか、シャッドが水中に漂っているところを回収。
おそらくラージだと思うのですが、ヘッドシェイクで外れたんでしょうか?
よかったよかった…
って、ちっともよくないわ!よくないんじゃい、ボケ。
まぁ、魚はいるスポットってのは確信持てたので、コンフィデンスを持ってシャローを攻めます。
シャッド→クランク→ジグヘッドワームのローテーションでいきます。
帰着時刻の16時前までやりきました。
そして、ノーフィッシュでした。
ただ、学ぶことが非常に多くあった釣行でした。
お先に勉強させていただきました!ありがとうございました!
考察、これから釣行されるアングラーの皆さまへ
2日間、朝から晩までやりきり、また地元の方ともじっくりお話させていただき、わかったことがあります。
これから釣行されるアングラーの皆さまへ、ささやかながらの有用な情報となりますように、考察です。
まず、今の時期には、2通りの魚がいるということ。
一つは、冬の動きを続けている魚。
二つは、春の動きへ移行している魚です。
現在、多くの木崎湖アングラーがメインにしているのは、おそらく二つ目の春の魚です。
スポーニングのために魚がシャローにさすのは、諸説ありますが、14℃前後からと言われています。
水通しのよく、太陽光を取り入れることができる、シャローのポケット。
そこへ通じる、ブレイク沿いの障害物がいわゆるセカンダリー、サードリーといって、一時的にシャローに上がる魚が留まるスポットになります。
今回、バイトした魚、あるいわ他のアングラーが釣られた魚も2〜3mライン。
セダンダリーポジションと言ってよいかどうか?疑問が残りますが、春を意識した魚であることは間違いないと思います。
釣行当日は珍しく晴れて、気温は18℃まであがり、大潮も重なったこともあってか、タイミング良くシャローにさしたのでしょう。
ただし、絶対数が少ない。時期的なものもあるかと思いますが、ホント数は少ないですね。
だから、一日やって1,2バイトってとこでしょうか。
この魚をどう釣るか?
魚を探すことには熱心ですが、けれども喰わせることは苦手なので何とも言えませんが。
テキサスやジグのソフトベイト、あとはシャッドプラグなんかがやりやすいと思いました。
まぁ…皆さまのほうが、このシャローにさしてい魚を喰わせることに関しては、お上手かと思いますので教えていただきたい!
もう一つ、ディープに残っている冬の魚です。
これに関しては、うーん、ライトリグじゃないとツライのかなってのが感想です。
陸っぱりのアングラーの方が言っておられてのですが。
「木崎の魚は頭がいいのか、ハードベイトだと見切られちゃうんですよ」と。
とくに、ライブベイトのワカサギを喰っている魚ですからね、リアクションでメタルを喰わせるか(今回できなかった)、ウルトラライトリグで喰わせ系をやったほうが効果があると思いました。
あくまでこれは一つの考え方にすぎませんが、また釣行された方の、地元の方のお話も今後はもっともっと聞いて、木崎湖をやり込みたいと思います!
ちなみに、ボート屋さんによると、4月初旬にもう一度、寒波がくるのが木崎湖の通例だそうで、雪も積もるみたいです。
釣行される方はどうか気をつけて。
釣り終えての、感想
結果からみれば非常にタフだったわけですが、内容はよかったと思います。
今回の釣行、シャロー攻めが多かったせいか、ボートアングラーだけでなく陸っぱりアングラーの方からも沢山声をかけていただきました。
じゃかご前のオカっぱりの二人組の方、ボートでスピナーベイト談義を楽しませていただいた方、農具川付近でアドバイスいただいたスゴ腕アングラーの皆さま、本当にありがとうございました。こんなに木崎で地元の方とお話できたのは初めてでした。
「釣れましたか〜?」
「ええ、ああ…ちょっとダメっす」
なんかコミュ障みたいな返事ばかりしてましたが、すいませんでしたっ(; ・`д・´)
で、わかったこと。
最終的に行きついたシャローにさしているバスってのが、地元の方々のメインパターンであったということ。
うーん、最初からわかってればなぁ〜と言いたいところですが、結果論を言ってもしょうがない。
というか、答えを自分で見つけるまでが楽しいんですよね!バスフィッシングって!
あと、ボート屋さんにかえったあと、おばちゃんが
「寒いのによく来たね、でも木崎湖、貸切だったから気持ちよかったでしょ〜」と仰いました。
ああ、どうりで。
凪いだ海のように、湖面が静かだったのは、ボートがいなかったからか。
言われて、ふと気づきました。
本当にゆっくりと流れる時間の中、釣りを満喫させていただきました、ありがとうございました。
また、5月の連休に行ければと思っております!
ってか笑ってるサークルの皆さま野郎!
今に笑えなくしてやるからなぁ~
見てろよー今度行った時は、50UPだらかなぁ(∩´∀`)∩
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