- 2013-02-24 (日) 1:33
- イラスト
「CLIP STUDIO PAINT PRO」のレビューつづきです。。
今回は線画を一通り完成させた前回にひきつづき、レイヤー分けと下塗りまでの工程です。
線画できたぁぁ!と思っていたのですが…
軽く「塗りつぶし」で色を入れてみると、予想以上に線と線とのすき間から色漏れしたため、とりあえず線画を修正します。
線画の修正は、前回に描いたベクターレイヤー上で行います。
使ったのは、ツールパレットにある「ベクター線修正」です!
線を指定幅で太らせたり、また前髪の乱れている部分を綴じたりして「塗りつぶし」がしっかり出来るように調整します。
こんな線画で大丈夫か? 大丈夫だ、問題ない。
線画も下塗りも、複雑な髪からはじめるのが一番ヤル気がでますね。
で…塗りつぶしパーツの数だけ、髪、ひとみ、白目、リボンetcって感じでラスターレイヤーを作成。
とりあえず、髪から色を入れていきます。
髪パーツの内部に細かいタッチの線がはいっているため、塗り残し部分がかなり出てしまいました。
うーむ…出来るなら線画のベクターレイヤーの段階で「髪のアウトライン」と「髪の内部装飾」で分けた方が楽ですね。
ただ、実際わけるとなると…これがなかなか、めんどくさいですねぇ。
髪→まゆ→まつげ→肌→ワンピース→腕→ひとみ+白目の順でとりあえず下塗りを終えた段階です。
一番気をつけたのは、肌の色。パレットから基準色を拾ってから調整しているのですが、ほとんど白に近い色で塗ってます。
黒髪と肌の色って、結構むずかしいですよね。
あと、「塗りつぶし」ツールを使うと、ごくたまに色むらがでてしまいます。とくに濃い色だと目立っちゃいます。
ふーむ、困ったなぁ…と思っていたところ、思いついたのが「塗り+なじませ筆」。
これで色むら部分をなぞるだけで綺麗にムラが緩和されます。
全力で使いたまえ!! 素晴らしい…!
この段階では、どんな色彩にするか、かなりおおざっぱにしかイメージできていません。
やはり、微妙な色調整が必要となってきます。
各ラスターレイヤーを選択し、編集タブから色調補正→「色相・彩度・明度」をいじくり、微妙な色調整を行います。
正直、彩度をいじくることは結構あるのですが、このツールがどこにあるのかわかりづらかったです。
ググって、編集バーからいけるとわかったのですが、レイヤータブの右クリックにあると便利かと思いました。
今回は、焼けつくような南欧の気候をイメージして、色を調整してみました、ってコトバではなんとでも言えるのですが。
ワンピースの紺色の部分は、焼けた感じの「なす紺」にして、髪とひとみは紫外線ですこし乾いた色にしてみました。
って、いってもプロットスクリーンで画像切り抜いているので、色実がなかなか再現されていませんが。。。
CLIP STUDIO PAINT PROレビューその② レイヤー分け→下塗りまで
前回の線画にはじまり、やっと下塗りまで来ました。
ここまで使ってみて、クリップスタジオ・ペイントプロ…すごくいいと思います!
ただ、やはり最初に抱いた感想「ツールが多すぎてわかりづらい」というのは、未だに取り払えていない、というのが本音。
これは特に、初心者には共通して言える悩みかと思います。
今回は、色調補正のツールがどこにあるのか迷いました。
このツール、やはりどこにあるのかわからないって人が結構おられたみたいです。
こういうソフトって、端から端まで取扱説明書をよんでから使う人は稀だと想うのですが、だからこそ感覚で操作してしまいますよね。
SAIをいじくってみた時は、ほとんど直観的にサクサクと操作できました。一方のクリップスタジオも直観性に関しては引けを取らないと思います。
ただ、解説本が、いかんせん少ないです。実質、アスキーの解説書やパッケージ版のスタートアップガイドくらいしか概説書がないので、思考錯誤して使っています。
その点、SAIはいいですよね!ホントに沢山のメイキングブックや技法書、解説書がでているので、基礎づくりにはいいのでしょうか。
次回は、やっと、やっとだ…細かな塗りに入りたいと想います。
- Newer: ソラフォト04 Sola is…「アオクトオク」
- Older: 「CLIP STUDIO PAINT PRO」 レビューその① 線画編
コメント:0
トラックバック:0
- このエントリーのトラックバックURL
- http://sfckeio.jp/wordpress/clipstudio-paintpro-review02/trackback/
- Listed below are links to weblogs that reference
- 「CLIP STUDIO PAINT PRO」 レビューその② レイヤー分け→下塗り編 from ソ・ラ・ノ・ヲ・ト