- 2014-06-07 (土) 19:44
- Fishing
北海道を一周、モンスタートラウト狙いの旅に行ってきました。
昔、それは遠い昔。
イトウという魚は、ある種の憧れのようなもので、釣るのは遠い遠い未来のことだと思っていた。
ネイティブらしい風格、薄らとした紫の魚体、綺麗な魚。
自分の思い描いた釣り、好きなルアー、好きなやり方、狙い通りのトレースコースでバイトを得る。
魚が針にかかったならば、できれば、そのあと綺麗に跳ねて、バレてくれれば…なお理想的だ。
そんな、釣りを勝手に描いていた。
だから、今回の旅で、その憧れがかなったのは、すこし驚きだった。
もちろん、釣れる予感はあったのだけど、そんなちっぽけな予感など、自然の前では儚いものだ。
魚がかかった時、心の中で小さな賭けをした。
どうか、綺麗にバレてくれますように。。。
ってなわけで、北海道遠征記録のはじまり、はじまり
Day 1
今回の遠征は、6日間で計画されていました。前回同様ににゅーじーさんと同行です。
火曜日のお昼に成田を出発し、新千歳についてからすぐに千歳市内の河川で釣り開始。
幾つかの河川と支笏湖あたりをまわり、ブラウントラウトを何匹かキャッチ。
いちばん大きなもので40cm程度はあったのだけど、写真を撮ろうとした前に、逃げてしまいました。残念orz。
ともあれ、飽きない程のバイトを得て、ブラウンを何匹かキャッチし、順調な滑り出し。
ルアーをキャストするのはほぼ1年ぶりだったため、肩慣らしに都合いい初日となりました。
Day 2-3
釣行1日目の夜から一気に道東の湖へ車を走らせ、30分の仮眠をとってそのまま釣行となりました。
いつも思うのだけど、釣り出発前日に悲惨な目にあうことがわかりながら、なかなか準備しないんですよねぇ。
今回も、あまり睡眠がとれていなかったため、眠かったです(眠りませんでしたが)。
湖での釣りは、かなりシーズナブルパターン。
産卵のために遡上するワカサギを狙いにシャローにでてきているトラウトを狙い打ちするというもの。
なんだか、バス用語っぽい文章になっちゃってますけど、すいません、これが一番理解しやすいんです。
まだ空の薄暗い、朝の3時頃からキャスト開始。
ウグイのバイトは多いものの、本命トラウトはなかなか喰ってこない、うーん。
ただ、ファーストバイトは静かでした。
で、黙って釣って、黙って撮った写真が下の一枚。
90ミリのフローティングミノーにがっつりバイトした、50アップのネイティブトラウト。
ロングジャークで喰わせのタイミングをつくった瞬間の一尾。
地元の釣具屋さんいわくニジマスなのだそうです。なんたる…。
日が明るくなってからは、なかなかバイトがありません。
まだ暗い間は、多く見られたライズが沖に遠のいていくにつれて、生命反応が薄れた感じです。
ただ、そんな中でも喰うんですねぇ。
ってなわけで釣った、50アップのレインボートラウト。ドンッっと。
ルアーを少しだけサイズダウンし、リアクション的に動きにメリハリをつけたアクションで喰わせました。
少し、スラッとしていましたが、とても綺麗な魚体。
数こそでませんでしたが、中身としては満足感のある結果。
途中からバイトがなぜかまったくなくなり、座り込んで写真とりだしたり、グレてしまいました。
Day 4
4日目はアメ、あめ、雨。
思えばこの雨がその後、雪にかわり、大変な釣行になろうとはこの時点で予想もしていませんでした。
趣旨をガラッと変えて、渓流に入ります。
なんというか、藪漕ぎならぬ、藪潜りといった具合で、木々を分け入ってクリークを登りました。
相方は良型をあげましたが、ここでは安定の1尾をいただきました。
やはり、渓流のニジマスは綺麗。
サイズはありませんでしたが、ヒレの透き通りが印象的な一尾でした。
昼過ぎから、にわか雨は大雨にかわり、清流は濁流になってしまいました。
しばらく、クリークを歩いてみましたが、どうも釣れる様子ではない模様。
5月も中旬というのに、気温は零度近くまで下がり、吹雪いてくるという荒天。
釣れない時は、釣らないのも好き、早めのあがりとなりました。
翌日からの釣行を練るも暗礁に乗り上げた感がありました。
釣行も終盤にさしかかり、外は荒天。
行き場を失いかけていた時に、イトウの選択肢がでてきました。
うーん…いろいろと悩みます。
外は明らかに冬の天気。装備的に脆弱で、大丈夫かというのもありました。
なにより、予期せぬ選択肢に少し欲張りすぎじゃないか、という自戒のような想いがありました。
イトウ釣りのために、準備から精一杯楽しんで、いろいろと想像して、期待して、タックルボックスに夢いぱい詰め込んで、
そして釣りにでかけたい。そんな思いもありました。
Day 5
結局、今回の旅の締めくくりは、イトウ釣行となりました。
道東の網走から移動して、名寄町まで車を走らせます。
正午過ぎから、シュマリナイの湖に立つも、ゆき、ユキ、雪。
登山用のフリースを着ているとはいえ、さすがに寒い。
一つのポイントというか、スポットで5時間近く粘りました。
すでに数を超えたぐらい、キャストしたと、思います(体感で)。
イトウという魚は、ある種の憧れのようなもので、釣るのは遠い遠い未来のことだと思っていました。
ネイティブらしい風格、薄らとした紫の魚体、綺麗な魚。
ただ、釣るだけではダメ。
自分の思い描いた釣り、好きなルアー、好きなやり方、狙い通りのトレースコースでバイトを得る。
魚が針にかかったならば、できれば、そのあと綺麗に跳ねて、バレてくれれば理想的だ。
そんな、釣りを勝手に描いていたのです。
だから、今回の旅で、その憧れがかなったのは、すこし驚きでした。
もちろん、釣れる予感はあったのだけど、そんなちっぽけな予感など、自然の前では儚いものなので。
魚がかかった時、心の中で小さな賭けをした。
ルアーについているのは、シングルバーブレスフックが一本のみ。
どうか、綺麗にバレてくれますように。。。
重い引き、大きく跳ねるとか、そういうのはなかったのですが、すごく重い引き。
前日の大雨で、お気に入りのカメラが壊れてしまい、写真が撮れません。
近くにいた地元アングラーが、寄ってきて、メジャーをはかり、水辺で写真を一枚。
すぐにリリースとなりました。
その後も、数回のイトウと思われるバイトがあり、このスポットとやり方が間違っていないと確信。
なんたって、その場で1日に4匹あがったのだから、なんか、ポカーンでした。
自分のカメラで写真を撮れなかったのは残念ですが、まぁ、一匹目がネイティブで、それが思い出の中というのも悪くはないなと。
そう思うようにしてます。。。
Day 6
最終日は空港近くの街に戻り、のんびりと川下りをしながらの釣りとなりました。
街からさほど遠くないストリームなのだけど、これが、面白い、おもしろい。
水はきれいだし、ブラウンは飽きない程度にかまってくれるし。
スマホで頑張ってとった一枚。
ルアーは毎度おなじみのDコンですが、このルアーとの相性が良いみたいです。
ってなわけで、今回の北海道遠征も、とても思い出深い旅となりました。
にゅーじーさん、地元にて案内いただいた皆さま、本当に本当に、ありがとうございました。
釣行後記のようなもの
ということで、今回もクオリティゲームとなりました。
釣りに行って、何が楽しいか。
準備すること、釣ること、写真を撮ること、宿に戻って一日を振り返る瞬間。。。
けれども、仲間と一緒に釣行できることが、自分にとって一番の楽しみ。
大学時代のサークル仲間は、今ではなかなか連絡が取れていないメンバーもいるのだけど、また夏に合宿できたらなぁ。
そういった思いはずっとあります。幸い、にゅーじーさんとは釣りに行けてますけども、それ以外はさっぱりですね。
なかでも、同じSFCだったT氏のことは、人一倍心配になってます。
いろいろと厳しく言ったし、釣りにことも同じキャンパスだっただけに、ホント沢山話した。
すまないと思うこともあったし、もっと言っておけばよかったと後悔することもありました。
もし、blogを見ることがあったら、ヒトコト、連絡をくれるとうれしいです。
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