Trout Bum Fishing ＠魚野川水系 　夏の追想 (本流編)

トラウトにおける自分的ホームとなった、魚野川水系に行ってきました。
なかなか思うようにはいかないのが、トラウトの釣りですが、やはりこの川、大好きです。

この夏は、シーズン終盤になってから、幾度となく魚野川水系に通いました。
それほどまでに、この南魚沼地方の水や魚、川のある風景が気に入りました。

一回、一回の釣行にわけてblog更新するつもりでしたが、大きく本流と支流にわけました。
そのほうが、一つのフィールドを通して見えてくるものがあるんじゃないかと思ったからです。
まぁ…書く手間を省くというのもあるのですが（苦笑）
ってなわけで、本流編。

今季は、本流と支流で意識的に分けて、釣りを行いました。
ただ、ウェイト的には、支流が主で、早朝の数時間だけ本流をやって、あとは夕方まで支流という流れがほとんどです。

シーズンとしては、夏の終盤から秋のはじまり。
川は稀にみる渇水状態、本来的な川の姿は残されていませんでした。
水が少なかったら、魚居る場所狭まってわかりやすいじゃん！と気軽に思ったのですが、難しかったですね。
渇水という自然的な難しさと、コロガシ師さんの後をどう釣るかという人的プレッシャーも考えました。

これまでトラウト釣りに関しては、北海道で散々学ばせてもらったつもりでした。
しかし、今季の魚野川釣行では、原点に回帰して、トラウトのルアーフィッシングを見直すことをテーマとしました。

具体的な話は渓流編で書くので割愛しますが、流れをきちんと読むということはその基本だと痛感。
こんな渇水でも、ちゃんと魚が、僕のルアーに食べてくれたことに感謝、感謝です。

朝マヅメを、本流のいくつかにある堰堤で費やすも、ノーバイト、ノーフィッシュ。
遡行距離を稼ぎ、川を釣り昇ることします。美味しそうなポイントはあるのですが、どれにも時間を費やせはしないので、各所をいかに捨てるかを念頭に置きました。

アユの友釣り師さんが流したあとの急流域。
7cmシンキングミノーをアップストリームにキャスト。流れに乗せ、目に見える石裏でターンさせたあとに来た、一尾。
良型の本流ヤマメ。

既に日が昇っていたので、本流は厳しいか？と思っていたのですが。
遡上系の魚って、よく言われているみたいに、日が昇ってからが本番なのか？と考えました。
偏光をかけてルアーを追っていたのですが、流心ということもあってか、バイトはひったくるようなワイルドなものでした。
素直に嬉しい、綺麗なヤマメです。

太陽に反射して、鱗がキラキラしています。
幼魚斑は薄れていますが、紫がかった楕円はちゃんと残っていますね。
これが、初めて訪れた、本流での主な魚となりました。

後日に訪れた魚野川。
初めて遡行した時よりも、更に渇水状態で、なかなか厳しい釣行となりました。
これまで、あらゆる釣りで感じたことですが、魚釣りは「釣れない」と思った瞬間に、本当に魚が釣れなくなるということ。
たとえ水は減っていても、魚はいなくなったわけじゃない。必ずいるはずなんだ、と言い聞かせます。
「渇水？投げてから考えろ、だよ。」。そういうことです。

そしたら、ドンッと、でましたよ。
こちらも、かなり水押しの強い流心で出た一匹。サイズとしては40cmちょいですが、支流とは明らかに違うイワナ。
7cmシンキングミノーの、連続トゥイッチで、岩陰からグワッと飛び出してきました。
かなり表層近くを引いていたのですが、コーリングしましたね！満足の食わせです！

これまで支流で掛けてきたイワナとは、異なる、ディープグリーンとオレンジが混ざった色。
支流の地のイワナは、金色がかったおなかが印象的でしたが、本流のイワナはグリーンです。

総括しみても、今回の本流遡行で釣り上げた魚は、それほど多くありません。
しかし、そのいずれの魚に関しても、学びや発見のある、ドラマ魚ばかりでした。
川と水、人に感謝。ありがとうーございました！