- 2016-08-25 (木) 21:55
- Fishing
雨がつれてくる空の香り美しい、蝦夷の梅雨。
北海道鹿追町は、然別湖へトラウトフィッシングに出かけた時の記録。
然別湖は一度行っても楽しめるが、二度行っても面白い。
もともと僕は、同じフィールドに何度も通うよりかは、新しい場所を求め続けるのが好きだ。
けれども例外というのはあって、それは青木湖・木崎湖だったり、魚野川だったりするわけだけれども、然別湖もこれと同じだ。
そして今年は、ミヤベイワナ、サクラマス、そしてニジマスの然別湖グランドスラムをフライで達成することが目標だった。
午前5:00。ちょうどこの日は、ルアーのプロフェッショナルを招いたイベントが行われていた。
ウォーターランドの村田さん、アイビーラインの榎さん等々、トラウトルアー界の重鎮たち。
たとえフライであて、ルアーであれ、同じ魚を狙う以上、プロの意見というのは新鮮だ。
長い間この湖に通われて実践してこられた釣法は、試す価値は十分にある。
ローボートで出船して、あまり人の居ないエリアを中心にハーリングで流してゆく。
早朝から雨。けれども雲間からは太陽光が差していたので、ラインはタイプⅥ。少し重めで水深5m少し浅めを攻めるイメージだ。
然別湖はたしかにミヤベイワナが有名だ。けれども、この湖のサクラマスは本当に美しい。
岸からおおよそ3,4メートルのディープの隣接したエリアを中心にマラブーでハーリングすると、サクラマスが釣れてくる。
サイズは30cm前後の小さ目が多かったけれども、写真の一尾は今回の釣行で一番大きなサクラマス。測ってみると43cmだった。
湖のサクラマスは40cmを超えるあたりから、顔つきが荒々しくなってくる。
本流のサクラマスに比べるとたしかに小さいが、このサイズになると楽しいやりとりができる。
空の日差しが新緑の葉に透き通って、湖面が緑色のきらめきを帯びている。
まだまだ未熟なので、カメラでこれを表現するのはどうすれば良いか…と考えている。
僕は初夏が一番大好きだ。
とくにパラパラ雨の日がおすすめで、雨が連れてくる空の香りと、草いきれの臭いで、ノスタルジアな雰囲気に包まれる。
釣りには、本や写真ではなく、実際にそこに訪れなければ見れない風景が確かにある。
ドライフライで沖の回遊エリアを狙う。
本当は、不用意に湖に立ちこむことはしないほうがいい。
サクラマス、ニジマスとどちらがきてもおかしくない。ただし、狙っていたのはニジマス。
いくら雨が好きと言っても、雨の日のドライフライは厳しい。発泡系素材のチェルノブイリアントを使う。
#8フックをばっくりくわえたニジマス。
リーダーが6Xなので、かなり沖目までラインをだされたが、ゆっくりとランディング。
ジャンプをして、嫌なものを口から外そうとするニジマスを目の間にした。
レッドバンドと鱗の薄らとした紫色が綺麗だ。
音更や屈斜路のニジマスも綺麗だったけれども、然別湖がニジマスは色味がはっきりでている個体が多かった。
サイズはあいにく40cm前後がほとんどだったけれども、十分に楽しめた。
昨年来たときは、ニジマスを狙って、それでも釣れなかったから喜びもひとしおだ。
今回使ったタックルは、いずれもシングルハンドロッド。ハーリング用に8番ロッド、シンクレートはタイプ3とタイプ6を用意して使い分けた。
ハーリングでは、もう少しライトなタックル(6番くらい)でもいいと思うのだけど、水中に沈んだ重いラインを引き抜くのが楽に行えるようにとの選択。
またキャスティングでは5番ロッドを使って、オーバーヘッドと水面を使ったキャストの両方でフライを投げた。
エルクヘアカディス、シケーダ、チェルノブイリアントetc。
バス用のポッパーなんかも試してみただ、出なかった。
滞在が長くなるにつれて、雨はひどくなっていく。
今年は梅雨らしい梅雨がなくて、本州はどこの川も渇水でひどいと聞くが、梅雨のないはずの北海道は逆で、地元では蝦夷梅雨なんて言葉もでているらしい。
釣行後半のミヤベイワナにどう影響するか。
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