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Trout bum diaries:黒部川のサクラマス2017

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初挑戦となった2017年の黒部川。
ああ、なんてことだ!サクラマスを手にすることはできなかった。

 

2017年の黒部川サクラマスへの挑戦。
釣行日数は9日間、朝から夕暮れまで駆け回って、何回キャストしただろうか。
車がないので北陸新幹線での釣行、デッカイ荷物を引いて東京から富山までの旅。

悔しいけども、一匹を手にすることができなかった。しかし、内容的にはそれほどに悪くなかった。
メインの釣法がフライとなった今でも、年に一度思いっきりルアーで本流大物に立ち向かうのがサクラマス。
特に黒部川は日本屈指の激流河川だから、今の私にはフライフィッシングへの制約は大きすぎた。

シーズンを振り返ると、初釣行は4月後半。
例年であれば水量が増え始める時期であるが、今年は違ったようだ。地元の人をして、以上な渇水という。
たしかに渇水の時期が長く、水が出始めたのは連休後からだったように思う。

安定して40tn~50tnが出ていた昨年と異なり、水が出ては止まり、出ては止まりで魚の警戒心は高まる一方。
水量が増え、ようやく落ち着き始めた5月中旬。魚の大規模な遡上を期待したが、それも見られなかった。
地元漁師の方の話によれば、沖の定置網にかかるサクラマスの漁獲量は昨年の10分の1以下だったという。

今回の挑戦では1度だけ、サクラマスとの明確なコンタクトがあった。
上流部の激流の渦でかけた一匹は、軽々と瀬をくだり、逃げ切ってしまった。
タックルがイカレルのを覚悟して、ドラグフルロックで挑むべきだった。バラシで終わるのは美しいようで、なかなかツライものだ。

最後に、今回の釣行では本当に多くの方のお世話になった。
サクラマス駆け出しの僕に、惜しみないアドバイスをしてくださった。
同じ神奈川からの遠征のサクラフリークの皆さま、地元富山の組合員・アングラーの皆さま、そして金沢・愛知の猛者のお二人。
恩に応えて一匹でも手に出来ればカッコよかったのだけど、ちょっと厳しかったです、すいません。
皆さまと週末に川辺で会って、あーでもない、こーでもないと釣り談義できたのは大切な想い出です。
本当にありがとうございました。

また、黒部川でお会いできますこと、楽しみにしております。

 

実のところ、サクラマス釣りに対して、どういったスタンスで関わっていくかを模索している。
猛者というには僕は優男にすぎるから、ヤマメ釣りの延長のように捉えるのが一番良いと思っている。

それにしても…釣れなかった日の記事を書くのは、骨が折れる。

 

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