- 2015-12-28 (月) 1:31
- Fishing
釣行記を読み返すというのは、タックルボックスに閉じ込めた夏の記憶をそっと取り出し、懐かしい目で眺める仕草にも似ている。
夏の渓相を、空の蒼を、あのどこまでも続く流れを、少しでも留めておきたい。そんな想いからblogをはじめた。
けれども、綴り続けるというのもなかなか大変な作業で、何度も止めようと思った。
自分の書いた一文が、下らない見栄や、エゴから成り立っているのではないか。そう思った時に、書くことが少し嫌になったからだ。
ただ、それでもなお書き続けるのならば、せめて読んでくださる方に少しでも、楽しんでもらえるモノを書きたいと思った。
今年もまた1年、無事に釣旅から帰り、またこうして釣りのことを書き続けていられるのも、釣りを通じて繋がっている皆さまのおかげだと思っている。
本当にありがとうございました。
2015年は、釣果から言うならば恵まれた年であった。
想い出に残る釣行をいくつか取り出して、今年の釣りを振り返ってみたい。
振り返ってみると、シーズンを通して魚野川ではイワナが沢山釣れた。
真夏の本流でも尺上が出たのだから、これには地元の方も首をかしげるばかりであった。
ようやく春らしい暖かさになった頃、4月の芦ノ湖でモンスターレインボーを釣り上げた。
同時期に、サクラマス狙いで地元の庄川にも遠征したが、こちらは苦しい釣りとなった。
北陸のサクラマス、これは来年への課題だ。
初夏に訪れた然別湖では、ミヤベイワナに出会に出会った。
釣り上げた魚の写真を撮ることに限れば、これほど素晴らしいターゲットはいないよう思う。
今までに見たことのない翡翠の魚体に釘づけになった。
ヤマメ狙いで川に入るも、釣れてくるのはイワナばかりだった。
夏の渓流をさまようと、また心もどこか純粋だった遠くへ行ける気がする。そんな懐かしさの中で釣りができるのも真夏の魅力だ。
ミノーの軽快なリズムに、重量級のサーモンが喰いつく瞬間のドキドキは一度味わうとやめられない。
また、ルアーだけでなくフライでも釣果に恵まれたことは、今後への大きな弾みとなった。
晩秋の朱鞠内は確かに難しいが、コンディションが良い魚も多く、これもこれでありかなと思った。
釣法としては、ルアーよりもフライがメインとなりつつある。
釣ったという結論でも、釣れたという結果でもなく、釣るための過程を楽しみたいと思ったゆえの選択だ。
あと付け加えるならば、対象魚はトラウトに拘るわけではなく、ソルトでも、バスでも僕は大好きだ。
釣りが上手い!と言われるのもうれしいが、アンタは楽しそうに釣りをするねぇ、と思われるほうがもっと嬉しい。
FacebookやInstagramといったソーシャルメディアが当たり前となっている今でも、WordPressで外部記憶装置としてのブログを書き続けているのは自分なりのこだわりでもある。記憶を時系列に綴ることに関していえばCMSは優れたツールの一つだと思う。特にPCから観覧してくださる方に評判がよいので今後も続けたいと思う。
一年間、本当にありがとうざいました。
コメント:0
トラックバック:0
- このエントリーのトラックバックURL
- http://sfckeio.jp/wordpress/year-end2015/trackback/
- Listed below are links to weblogs that reference
- 2015年の釣りを振り返ってみる。 from ソ・ラ・ノ・ヲ・ト