- 2015-04-05 (日) 13:54
- Fishing
早春の聖地・芦ノ湖へ行ってきました。
狙いはもちろん、野生化したモンスタートラウト。
赤星さんだったか、赤葉さんだったか忘れたが…
そんな名前の生物学者さんが、初めて日本にブラックバスを移入した湖。
芦ノ湖と聞いて、まず思い浮かぶのはそういったことでした。
つまりは、ブラックバスのイメージが先行している。
しかし、今回の対象はトラウト。
もちろん芦ノ湖でのトラウト釣りは盛んなのだが、私自身ははじめての挑戦。
事前に、芦ノ湖に詳しい、同じサークルのにゅーじーさんに聞いて、一応の戦略は練りました。
あとは、これまでやってきた釣りの応用でなんとかしよう、といった博打打ち。
一匹の魚とどう関わるか。
釣りは遊びなのだから、面白ければいい。
その面白さのとらえ方が、遊びの哲学がアングラーごとに違っているとしても別に気にすることではないと思うこの頃。
ただ、今回は、あくまでボートではなく、陸からのウェーディング。
狙いは、ネイティブ又は半野生化したモンスターレインボー、ブラウントラウトです。
とにかく一匹でればいいんですよ。はい。
そんなこんなで、引っ越しの片づけも終えぬまま、徹夜で日曜の芦ノ湖に向かいます。
僕自身も詳しく知らなかったのだけど、芦ノ湖には大別して2種類のトラウトがいます。
ひとつは、放流魚もしくわ放流されたての魚。
もうひとつは、放流されたもののある程度の時間を湖で過ごし野生化・大型化したトラウト。
放流魚を釣るのであればそれに適したスポット、やり方もあるようですが、
今回は一尾でるかどうか?にかけて野生化したトラウトに狙いを定めました。
ポイントに到着したのは、日曜の午前4時過ぎ。
まだ薄暗い中、漁業前の券売機で釣り券を購入。
さすが聖地、すでに多くのアングラーがいます。
とりあえず、湖南のポイントからエントリーして歩いてポイントを回りはじめます。
トラウト釣りにおいて湖での釣り経験は乏しいうえ、流れのない所の釣りは久々。
余談なのだけど、前回の魚野川釣行で卸したてのステラが破損してしまい、今回のメインは、
カーディフモンスターリミテッドの7.6フィートに、リン258MHの組み合わせ。
このリール、なにげに気に入っています。
重いのだけど、ドラグ部分も含め金属で構成されているパーツが多く、使っていて安心感があります。
バスのパワーフィネスがメイン用途なのだけどノースエリアのモンスタートラウトももってこい、
と商品説明にあることから見るとまぁ、サイズの割にそれ相応のパワーでしょ。
ただ、ミノーの早い動きの際に、ハンドルノブが握りづらいのは、いたしかたない。
そんなこんなで釣りスタート。
朝一は、人が入っていないボート桟橋付近からやりはじめます。
北海道のトラウト遠征で学んだのですが、止水でウェーディングする際は不用意に水に立ちこまないこと。
ワカサギがメインベイトだと思うのですが、ごくたまにシャローエリアで水面に浮いているベイトを捕食している様子が
ライズとして見て取れます。
ただ、スタートした時間が遅かったせいか、すぐにライズも途切れます。
また、レンタルボートのエンジン船でキャスティングをやってる方々が、船外機かけっぱなしで岸に接岸を
繰り返してるせいか、魚っ気がさっぱりなくなってしまいました。
日もすっかり昇って明るくなったところで場所移動。
といっても、湖のことをよく知らないので、歩いて沿岸をチェックしてゆきます。
岸から見てとれる、水中の地形変化を予測し、水通しのより岬のサイドなど、魚がたまりそうなスポットを
順番に打っていきますが、とってもノー感じ。
唯一釣れていたフライアングラーのフライは小型のマラブー。
気が付かなかったのですが、ルアーマンも意外に小型のスプーンを投げているようで、それこそ4とか5gですよ。
北海道の支笏湖で見たようなトゲウオパターンのライトスプーン攻略のようです。
うーん、タフいですね。強いルアーも出し時で十分にチャンスはあると思うのですが。
歩いては投げ、投げては歩く。それを繰り返して湖をまわります。
芦ノ湖はどうかわかりませんが、トラウトはある意味、釣れないのが当たり前的な部分もあるので、
特にあせりはありません。
とある岬のサイドに差し掛かった時、プライムタイムが訪れます。
湖流、風、ベイトetc。すべてがこれまでのバスやトラウトの経験から、思い描いた通りの理想的なコンディション。
それは、突然でした。時合は一瞬。
18gの大型スプーンのファーストリトリーブに、物凄く重いバイト。
フックセットと同時に、重いヘッドシェイクがロッドを通して伝わり、モンスターの予感。
素早くはないものの、確実に重さのある引きでドラグが出てゆきます。
テンションをかけつつ、フックアウトさせないように慎重に寄せます。一度ランディングに失敗し、再度沖に走られる
というハプニングもありましたが、なんとかネットイン。
サーモン用の大型ネット(枠57センチ)からはみ出してしまいます。
仕留めたのは、67センチのレインボートラウトでした。
まだ、回復しきってない個体で、体高こそありませんでしたが、満足のいく一尾。
その後も、ビッグルアーを試しますが、時合は一瞬でした、バイトが遠のきます。
ただ、小型であれば、マイクロ系ルアーで釣れてるのですが、今回はさらにストロングを貫きました。
終わってみれば一尾でしたが、自分の足で探して仕留めた貴重な一尾。
何より、はじめてのフィールであるド芦ノ湖で、釣ることができたのが嬉しかったです。
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