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Trout Bum Fishing @信濃川水系 イワナの夏

イワナ(blue eyes)(H27.8.1)

”イワナのもっとも堅固な隠れ家は、「昔」の中である。 私に釣られるはずの幾千のイワナは…みな「昔」の中へ逃げ込んでしまうのだ。”

そんなフレーズが頭をよぎると、イワナが釣りたくなった。

 

夏雲(H27.8.1)

 

夏は行きたいところが沢山あって、いつも迷ってしまう。 出来れば綺麗な景色の中で釣りがしたい。ビタースイートな夏の釣りというか…そういうのを理想としているからだ。

 

 

 

渓流(H27.8.1)-2349

選んだ場所は信濃川水系の渓流。 ここは、入口こそ街に面しているのだけど、川を1kmも歩くと草原地帯になり、さらに1km歩くと森へ入る。

そこから先は際限がない。人気がすっかり無くなり、不気味というか、幻想的というか。つまりそういう感じの川だ。

 

 

 

セミの抜け殻(H27.8.1)

気温34度。蝉しぐれの森はすでに多くの鳴き声で満ちている。 外に立っているだけで、体の水分が蒸発していくのがわかる。とにかくのどが渇く。

川へ入ってからの脱渓地点は限られるので、しっかりと水分をタックルバックに忍ばせておく。

 

 

 

ストリーム(H27.8.1)

 

渓相は素晴らしいのだけど、イマイチ魚の反応が悪い。 水の透明度は高く、ルアーも見透かされてしまうのだろうか。

ここを教えてくれた友人の話からしても、シビアなのは間違いなさそうだ

 

。   本流イワナ(H27.8.1)-8010697

 

ただ、大物というのはイキナリだ。 支流から本流にさす手前できた、尺上のイワナ。ネット計からしても40程度だから大した大物だ。

本流イワナ背面(H27.8.1)-8010702

大物を後ろから。 水温は17℃前後であったが、夏の浅瀬はあたたまりやすいので、すぐにリリースした。

 

支流のイワナ(H27.8.1)

ちらは渓流エリアで出たイワナ。

スレているのか、食性が特殊なのか不明だが、ミノーのカラーやアクション、流し方を変えに変えてやっと出た一尾。 綺麗な水は、綺麗な魚をはぐくむとはこういうことか、と一人納得。

 

夏空(H27.8.1)

数は出なかったが、一尾一尾はとても思い出深い釣行となった。

イワナの夏とは、どこか嬉しいような悲しいような、そんな感覚なのかもしれない。

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