- 2016-08-27 (土) 23:45
- Fishing
然別湖への遠征の後半戦。
ニジマスとサクラマスを攻略した後は、固有種のミヤベイワナをフライ&ルアーで狙います。
2016年然別湖ファーストシーズンの釣行記録、後半戦。
前日から降り出した雨は勢いを増し、湖全体が濃い霧につつまれた。
視界は悪く、地図とコンパスを使いながら岸づたいに移動を繰り返す。
ミヤベイワナを狙う場合、まず大事なのは湖のどのポイント、どの水深に魚がいるのかを探し出すことだ。
グリーンバックのミヤベイワナ。
魚体に掃かれた綺麗な翠(グリーン)が流れださないように、そっとランディングネットに横たえる。
側面に散りばめられた朱色の斑点は、何を映し出してこんな色に染まったのだろうか。
今年も来てよかった…そう思える瞬間。
この日は、雨と風でミヤベイワナの泳層は極めて浅かった。
水深にして50m以上のエリアの、サーフェイスから3mラインを探る。
自然界が創り出す色というのは、不思議だ。
光の入る角度によって、また写真がとらえる色も変化してゆく。
ミヤベイワナのもう一つの特徴、ロングフィン。
写真の個体は、さして長いヒレではなかったが、下の写真と見比べてもらえれば、個体差がわかると思う。
そっとネットを翻すと、静かに深場へと消えていった。
視界が開けず、また風が強まってきたので、桟橋に引き返す。
湖はボートでまわるには少し広い。
とくに北からの風が強い日は、出発地点に戻るのが困難になる。
然別湖は天空の湖とも呼ばれる。
北海道でも最も標高が高い場所に位置する湖だ。
午後の晴れ間。
霧が拭い去られ、視界が開けたと思ったら、今度は雲塊が押し寄せてきた。
はるか向こうに小さく見えるのは、カヌーでの釣り人。
晴れの気圧で魚の泳層もすっかり深くなってしまった。
10m少し手前のでディープをスプーンで流して食べてきたグリーンバック。
先ほどの個体よりも側面に散りばめられた斑点は少ない。
あとはじっくりとミヤベイワナの写真をご覧いただきたい。
今回の釣行で釣れたミヤベイワナは、大半がグリーンバックだった。
グリーンバック、ブルーバック、ブラウンバックの釣り分けは、一般的には深さによる。
ただ、それだけでなく、エリアによってどの個体が多いというのもだいぶん見えてきた。
次の機会では、より明確な釣り分けを試してみたい。
今回の旅カメラ:OM-D E-M1。
主に使ったレンズ。
ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
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