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「CLIP STUDIO PAINT PRO」 レビューその① 線画編

clipstudio線画
先日、セルシスさんの「CLIP STUDIO PAINT PRO」を導入したのですが、しばらく使用みてのレビューです!
それにしても、クリップスタジオ・ペイント・プロの「プロ」ってなんなんだろうか。

今回は、ダウンロード版ではなく、パッケージ版を購入しました。
電気屋さんで買ってもよかったのですが、あえてセルシスの創作活動応援サイト CLIP”からの購入です。
この創作活動応援サイトCLIPでは、ユーザー同士がCLIP STUDIOの使用方法や技法について情報共有ができます。
これがとても優れていてですね、使い方でわからないことがあった場合、ココを参照すれば、たいていの問題は解決します!

CLIPSTUDIOスタートアップ

パッケージ版には「スタートアップガイド」という名の取説がついてきます。
ダウンロード版を購入した方の中には、取説がweb経由でしか見れないので、結局アスキー本を買った(自分も買いましたが…)という方も多いと思われますが、
SAIやフォトショなどで慣れている方は、この紙媒体の取説があれば、事足りるかと思います。

また、イラスト基本講座→応用講座、という手順で簡単な操作方法も掲載されているので、初心者の方にも有用ですよ。

ベクターレイヤーを使った線画描写

clipstudioベクター線修正

ベクターレイヤーに描いた線画。
CLIP STUDIOには、ベクターレイヤーとラスターレイヤーの大きくふたつがあります。
比較的カチッとした線画を描きたい時は、ベクターレイヤーを使用したほうが、個人的には描き易い印象です。
詳しくは、セルシス学園イラスト部(ごめんなさいイラスト部は消滅したようでリンク切れになっています、失礼しましたH26.10.10)で見ていただくと、なるほどなるほど…。

ベクターレイヤーで優れているのは、描いた線画の修正がとても簡単なところ。
画像は、描いた線画の輪郭部分が思ったよりも細かったので、「線修正」のツールで太くしているところです。

clipstudioベクター線つなぎ修正
今度は、ベクター線つまみを使って、前髪のひらいていた空間を埋めてみました。
すごく簡単に線画修正をできちゃいます!線画が思ったようにひけない時などに役立つ機能です。

線画用に複製したペン

CLIP STUDIO PAINT PROを最初に開いた時、そのあまりのペンツールの多さがわかりづらかったのですが…
一通りつかってみると、そのペンツールの多さが魅力だと思うようになりました。
しかしながら、SAIの描き心地はとても人気なようで、噂のSAIペンも作ってみました。

複製元 作成したペンの名前 設定等
Gペン 毛筆ペン 線画を描く際のメインのペンとして作りました。参考元はふゆのさんの技法書です。
[Gペン]を元に複製し、[ツールプロパティー]部分の[アンチエイリアス]を「強」、[手ぶれ補正]を「4程度」、[はらい]を「1」、[ベクター吸着]を「15」、[入り抜き]を「ブラシサイズのみ」にしています。
特に、ベクター吸着は続けて描写する場合に、線と線を自然につなげてくれるので調整して使うと便利です。
Gペン 毛筆ペン(髪描写用) 上の毛筆ペンの設定を少しいじくります。サブツールの[ブラシサイズ]→[ブラシサイズ影響元設定]の筆圧設定をいじくります。[筆圧]を「30%前後」、[出力]を「90%前後」にします。また、勢いのある髪描写をする際に[補正]の[手ぶれ補正]→「速度による補正」にチェックを入れると便利です。
Gペン SAIペン SAIの描き味をクリップスタジオで!という人のための設定です。こちらのURLに詳しく描かれていますのでご参考にどうぞ。

クリップスタジオPEN
少しわかりづらいですが、作ったペンを比較してみました。
やはりSAIペンはバランスがいいというか、使いやすいですね。「はらい」の値を大きくとっているおかげでしょうか、スッとペンを振り抜けます。

CLIP STUDIO PAINT PROのメモリ使用測定

x201to8g

実は今回、CLIP STUDIO PAINT PROをインストール前に、ノートPCのメモリを増設しました。
このソフトの売りの一つに「64bitOS、マルチコアCPU対応―PCの処理能力を活かしたストレスのない作画を支えます」とあります。
使用しているのは、Windows7の64bitマシン、COREi7で、メモリは4GBです。
一方、セルシス推奨の動作環境は「Windows 7(32bit)で1GB以上、Windows 7(64bit)で2GB以上」。
しかし、この手のソフトで推奨を信じて、動作が遅くなるというのはよくあることで、思い切ってメモリを4Gから8Gに増やしました。

CLIP STUDIO PAINT PROを起動すると、画面右下に「メモリー情報」という項目が表示されます。
単体で起動した場合は、おおむね20%~25%のメモリ使用量となっています。換算すると2G少し上ってとこですかね。
あと、作業用BGMを聞きながら作業することも多いと思うのですが、Chromeでニコ動を聞きながら操作しても30%~32%です。
これぐらい余裕あると、ストレスなく作業できますね!
ただし、ベクターレイヤーは通常レイヤーより重いので、線画を大量に描き込んだ場合は、時間がかかるケースがあります。

まぁ…ノートPCで全部やろうとしているところに限界があるのかもしれませんが。。。
もう少し、ノートPCで使いこんでみたいと思います!とりあえず、blogのトップ絵を完成させよう♫ ♬ ♪

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