2015年1月30日~2月1日に横浜で開催された、ジャパンフィッシングショーのフォトレポートです。
パシフィコ横浜会場の様子や展示の写真など。
釣具解禁 ジャパンフィッシングショー2015 横浜
ってなわけで散歩がてら行ってきました、フィッシングショー2015。
突然降り積もった雪のせいで、電車が遅れたり、止まったり。
毎年行っているフィッシングショーでしたが、今年は久々に楽しめた気がします。
写真は会場を歩きながら撮ったものになります。
自分が興味あるものを、気ままに撮っていったので、そこらへんは、どうかご了承願います。
2017年のジャパンフィッシングショーのレポートは以下にあります!
ジャパンフィッシングショー2017 みなとみらい・パシフィコ横浜、へ行ってきた。
DAIWA
会場に入って目についたのは、DAIWAブースの並木さん。
ちょうど講習をやっておりました。なにやらバドミントンのラケットを持ち出してキャスティングに関して熱い講義。
考えてみたら、低弾性ロドランユーザーからすると、並木プロの素早いキャスティングモーションってある意味対極的で、おもしろいですね。
フラッグシップ『EXIST』、リニューアルモデルです。
随分と早いスパンで新モデルに切り替えてきたな、というのが正直な感想。
自分はダイワもシマノも使います。ただ、今回のEXIST、手に取ってハンドルを回して、久々に「おぉ!」って思いました。
回転性能は噂に違わぬといったところ、けれども剛性のほうが目を見張る、すごいですね。
思えば中学生の頃。あこがれたリールはDAIWAのトーナメントZでした。
当時はルアーも、チヌふかせもDAIWAのレバーブレーキを使っていました。ただ、一時期、ダイワの技術革新が色褪せて見えた時がありました。
けれども、ここ数年のマグシールドといい新ドラグシステムといい、素直におもしろい!と思わせる機構が多い。
またダイワも使ってみようかな、と思っています。まぁ、EXISTはちょっち高いですけど。
新ドラグシステム・ATDの説明を聞きました。
写真右側が新EXIST、左が旧モデル。ドラグ設定は新モデルのほうが強めになっています。
で、まずは勢いよく各々のリールを左右に引き離し、ドラグを機能させます。「ジーッ」となって、両方のスプールから糸がでますが、旧モデルから多くの糸がでました。
次に、ゆっくりとリールを左右に引いて、ドラグを出します。すると、スルスルと新モデルのドラグだけが出ていきます。あれ!?
ドラグの設定は新モデルが強めにもかかわらず、低テンション下での効きがものすごく良いことを証明しています。
ライトライン化が進み、かつ操作性重視のファーストテーパーでロッドのしなりを生かせないシーンが多い現状では、かなりの武器になりそう。
SLP WORKS カスタムパーキット。
はじめてDAIWAのカスタム系をじっくりと見ましたが、パーツ交換ははもちろん、ボディの塗装などかなりカスタマイズできるんですね。
おもしろいではないか…。
アパレル展示区域。
アウトドア系のブランドウェアに比べても、お手頃価格でいい感じのセットアップが揃うんですねぇ。
今使ってるのがダメになったら買おうかな。
トラウトロッドのシルバークリークAGS。
シルバークリークXは自分もウェーディングのシーバスで使っていたのですが、今回のAGS搭載、軽い、シャープにより磨きがかかってますね。
ロングモデルにセパレートグリップでないかなぁ。
この他にも沢山の魅力的な商品があったDAIWAブース。最近のDAIWAは、値段に関係なく個性的なアイテムが多い。
写真を撮り忘れたのですが、非常に興味があるのは2015年新作の「ハートランド フォールトラップ・オーバーゼアとテクニカルシャフト」。
あとはベイトリールの「タトゥーラHLC」ですね。バスロッドをトラウトのメインに使おうか、と考えている今日この頃。
釣り道具というと、素材や製法、機能面などのスペックばかりが注視されがちなんですが、スペック厨はどうでもいいんです。
欲しいのは、買ったとき、使ったときにワクワクさせてくれる、うれしい、そんな道具なんです。
SHIMANO
シマノブース。
3Dミニシアター?のようなコーナーがあって、行列ができていました。
そこは通り過ぎて、リールコーナーへ進みます。
NEWツインパワーです。
最近のシマノCMでは商品の強さを謳った『HAGANE』をよく見聞きしますね。
この新モデルのツインパワーはまさにHAGANEコンセプトを具現化したモデルの代表格ではないかと思います。
で、巻いた感じの率直な感想ですが、NEWステラに引きをとらないと言ってもよい。それくらいにいい仕上がりのリールです。
どうしても、見た目の剛性感や、塗装感はフラッグシップにはおよびませんが、十分です。ただ、「TP」って文字より全表記してほしかった。
NEWステラも登場からしばらくの時間が経ちましたね。
3000HGMを今季からリバートラウトに実装予定で、ワクワクしています。
同じ番手の3000HGMは、NEWツインパワーにも登場予定なんですね。
本流ミノーイングをやる際、一般的な推奨タックルよりもワンランク下のタックルでやることで、魚を暴れさせないという利点を感じています。7feet台のロッドにはこの3000HGMは非常におもしろいクラス。
バスロッドの新作ゾディアス。
エクスプライドよりもお手頃価格なのですが、手に取った感じは、とてもエントリーモデルには思えませんでした。
設計がしっかりしているからでしょうか。思いっきり曲げてもらいましたけど、全然いいですね。
これはですね、なんとワールドシャウラの4ピースモデルです。
スピニングとベイトモデルがありまして、写真はスピニングですね。繋げた状態で展示されていたのですが、バラシて持ってもらいました。
これも曲げてもらいましたが、繋ぎ目が全く気にならないカーブですね。
4ピースロッドといえば、旧パームスのクワトロを思い出すのですが、技術も進み4ピースもここまできたかって完成度です。
ちなみにジョイント部は並繋ぎでした。
ポイズンアルティマ。
軽い、感度イイってのは体感コーナーがありまして、よくわかりました。
まぁ単に、軽いっていってもバランスの問題もありますし、感度といっても何を感度と定義するかにもよりますが。
新旧メタニウムの比較。
これはですね、新メタニウムのほうがかなり小型化されており、ホールド感が全く違いました。
アルデバランのベイトフィネスモデルのNEWバージョン。
これは欲しい。バス用での用途がメインかとは思うのだけど、トラウトで使いたいですね。
webや写真で見るよりも、実物はものすごく小さいです。
ベイトリールといえばカルカッタ。
それくらいに僕の中でもメインのベイトリールであります。
写真はハイギアモデルの200番台。200番といっても、旧モデルの100を持っているような、それほど小型化されてます。
カーディフの新作、カーディフNXです。
渓流から小規模河川、本流までラインナップが豊富ですが、写真はベイトモデル。
スパイラルXではないのですが、逆にそれが小さなストリームで狙うイワナやヤマメはちょうどいいんじゃないかと思いました。
写真載せちゃってすいません。当日は色々と楽しいお話を聞かせていただきました。
以前から釣りのスタイルには思うところというか、なるほど!と共感を抱く部分が多かったのですが、お話させていただいて勉強になりました。
写真のロッドはエクストリーム。シンキング+ファーストテーパーロッド全盛にあえて波紋を落とす、しっかり曲がるロッドだと思います。
自分も、今季から実装ですよ!単に魚の数やサイズを競うのではなく、一匹の魚とどうかかわるか、その大切さを改めて実感しました。
JACKALL
ジャッカルブース。
商品の展示というよりかわ、セミナーがメインだった印象。
毎度おなじみのジャッカル水槽。
この魚は無事に釣り上げられたのでしょうか。
ima
imaのルアーは大好きです。
ソルトでもトラウトでも、タックルボックス占有率はかなりのものになってますね。
imaといえば気になるのはルアーだけではなく、ロッドshibumi。
ルアーロッド全般にいえるのですが、高弾性の商品が多い中、これは弾性率が低いロッド。
降った感じもマイルドでした。シーバス用としては、なかなかおもしろい商品ではないでしょうか。
SMITH
とりあえず見ますよね、インナーハンドWB。懐かしくも色褪せないルアー。
ハトリーズの世界観は、トップ専門じゃない僕でも、素直に共感できます。
これは、手の中のみずすまし=Water Beatleから来ている名前だそうで、いいセンスしてますね。
こういうルアー使って釣りたいんですよ。
プラッガーの新作チューニングモデル。
小さくてカワイイリールです。赤色が個人的には欲しいですね。
トラウトからは、インターボロンとラグレスボロン。
インターボロンは汎用性に富んでいますが、思えばその他のスミスのトラウトロッドって個性的なものが多いよなぁ。
NORIES
マルキューのルアーブランドが集まったウエルエフブース。
ウ・エ・ル・エ・フ。少し言いづらいネーミングです。
ノリーズオーシャンのテンヤロッド。こちらも思いっきり曲げてもらいました。
エクストラファーストテーパーのしなやかなロッド。やっぱり専用ロッドていいですね。
カラーリングもノリーズらしくて大好きです。
水槽にはなんと、数日前にノリーズスタッフの方が釣り上げてきた真鯛が。
狭い水槽なのに、すっごい早いんです、泳ぐの。人も多かったので、撮りたい気持ちにオートフォーカスが追い付かなかった。
DUO
DUOはデッカイ車が展示されてました。
ルアーはあまりなかったですね。HAJIMEの文字に関して、村田さんは「俺はいれてないぞ!」とのこと。
OFT , Rapala
富士工業
何かと気になっていた富士工業のブース。
最近話題のトルザイトについて知りたかったので、入ってみました。
トルザイトはよく軽いということで話題になりますが、重量が一番のメリットではないかもしれません。
薄く作れるがゆえに、同じ直径のガイドリング円でも、内側ガイドリングの角度が浅くなり、ラインとの接点を減らすことができる。
ゆえに特にナイロンラインで、ドラグを多用した際にできる、熱での摩耗を大幅に減らすことができるのではないはないか。
ラインの摩擦消耗を見る事ができるコーナーもあり、ドラグを出したときのラインの消耗軽減に優れていることがわかりました。
江戸和竿
たなご竿がたくさん展示されていました。
釣り道具というより、遊具、芸術ですね。
HARDY , Fly
フライブースはちょこっとだけありました。
HARDYのリール展示。フライは師にもらったはじめてのリールだったので思い入れがあります。
いつも動画で楽しんでいる、里見さんともお話できました。
go slow。やっぱりフライはいいですね。ルアーをやめるわけではないですが、フライはフライでしっかりやりたいですね。
貴重なお話とアドバイス、本当にありがとうございました。
帰り道に考えたこと
欲しかったロッドやリールを手に入れた時の嬉しさ。
お気に入りの道具をつかって一匹を釣り上げたときの喜び。
釣り人にとって、タックルっていうのは、趣味のための道具であり、
それ自体が思い入れの対象でもあります。
フィッシングショーはそうしたタックルの「現在」を知ることができる良い機会。
けれども、道具たちをどう扱うかは、各々の感性にかかってきます。
あるメーカーのブースで、心の残る出来事がありました。
僕は、とあるプラグが気になって、しばし足を止めていました。
まず気になったのはプラグの形でした。小さなサーフェイスプラグだけど、綺麗な瓢箪の形をしています。
次に気になったのは、色でした。自然を無視したかのような、オレンジや青の独創的な彩色。
実は、このプラグ。中学生の頃に一度買って、上手く動かせないで、放り投げたものでした。
当時は色々とベイトリールをぐりぐりやって、なんで動かないんだ!とか思っていたものです。
懐かしいなぁと思ってみていると、そのブースの年輩の関係者の方がきて、色々と教えてくれました。
このプラグのどこがおもしろいのか、どうやって使えば動いてくれるのか、釣れるのか。
後から思い出したのですが、この方は、あの羽鳥さんのビデオにも出ていた方でした。
僕はむかし、このルアーが欠陥品だと思ったりしたのですが、そうではなかった。
ちゃんと使ってやれば、ちゃんと動いてくれるし、すごく釣れる。
動かすことに、慣れるとこの上なく楽しいルアーでもあった。
それを知ったのは、随分と後になってからのことでした。
改めて、この年輩の方のおはなしを聞いていると、いかに昔の僕がバカだったのか。
道具ってちゃんと使いこなすと、このうえなく稀有でいとおしいものになるんだなぁと。
深々と思いました。
ここ最近の道具の進化には目覚ましいものがあります。
けれども、ただ単に新しいもの、高いものと求めて、それを持っている人が偉いとか、釣り方や
ジャンル、テクニックの新旧で釣りに優劣をつけて考える風潮は、どうかと思います。
最近の釣り業界には少なからず、そのような言動が肩で風を切っているのですから。
それはとても残念な発想ではないでしょうか。
だって、自分から自由な発想で釣りに接する機会を台無しにしているのですから。
だから、もっともっと色々な釣りに接して、釣り方や、一匹との関わり方にもこだわって、
自分が思い描く理想の釣りを、現実にしてゆけたらなぁ、と思った帰り道でした。
ちょっち、真面目な話になっちゃいましたけど。
フォトレポートでした。
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